2004年度事業計画

2004年6月5日に開催された2004年度総会で承認された2004年度事業計画です。

● テーマ
『かわごえの環境の環(わ)を「太く」「大きく」「さらにつなげる」』

● 目標
1. 環境の環(わ)を太くする
・専門家の話を聞いたり調査を重ねることで、当会の専門家集団としての役割を十分に発揮できるようにする。
・学校や公民館への環境学習・教育への支援を進める。
2. 環境の環(わ)を大きくする
・会員通信、インターネット、メールニュース、各部会からの連絡事項などの広報機能を広報委員会に集約し、情報の一元化を図る。
・広報委員会の委員を増強する。
・団体会員の構成員に情報が伝わるような方法を検討する。
・見学会や講演会などのイベントをできるだけ会員外にも公開することで、会員になってもらう機会を増やす。
3. 環境の環(わ)をさらにつなげる
・情報交換の場としてかわごえ環境フォーラム(発表会)、展示会、意見交換会、交流会などを実施する。
・協働事業としてリスクコミュニケーション、環境基本計画年次報告書への活動成果の掲載、アースデイ・イン・川越など他団体の事業への参加を行う。
・周辺市の環境パートナーシップ組織との交流を図る。

●2004年のテーマと目標
 2004年度は、かわごえの環境の環(わ)を「太く」「大きく」「さらにつなげる」ことをテーマとして活動し、設立5周年に向けて活動をより強固なものにしていくことをめざしたい。
 目標の第1として「環境の環(わ)を太く」することをあげる。各専門委員会で進めてきたグループやチーム活動を軸に、専門家の話を聞いたり調査を重ねることで、当会の専門家集団としての役割を十分に発揮できるようにする。また、今年度新たに実施する事業として、学校や公民館への環境学習・教育への支援を、会員各位の協力のもとに進めていく。
 目標の第2として「環境の環(わ)を大きく」することをあげる。2000年8月当時から会員は微増傾向にあるが、当会が川越市環境基本計画で取り上げている4つの環境(地球環境、自然環境、生活環境、快適環境)をカバーするには、より多くの多様な会員が必要である。また、イベントや部会においても会員内外からの多くの人の参加が必要である。そこでまず、会員通信、インターネット、メールニュース、各部会からの連絡事項などの広報機能を広報委員会に集約し、情報の一元化を図る。そのために広報委員会の委員を増強する。また、団体会員の構成員に情報が伝わるような方法を検討していく。さらに、見学会や講演会などのイベントをできるだけ会員外にも公開することで、会員になってもらう機会を増やす。
 目標の第3である「環境の環(わ)をさらにつなげる」は、昨年の「人や情報の環(わ)をつなげる」と「活動をつなげる」という2つの目標をさらに進めていくことを意味する。情報交換の場としてかわごえ環境フォーラム(発表会)、展示会、意見交換会、交流会などを実施するとともに、協働事業としてリスクコミュニケーション、環境基本計画年次報告書への活動成果の掲載、アースデイ・イン・川越など他団体の事業への参加を行う。また、ここ数年で設立が相次いだ周辺市の環境パートナーシップ組織との交流を図ることで、広域で考える必要のある環境問題についての取り組みを進めていく。

●広報委員会
 16年度には、担当スタッフの強化を図って内容の充実を図り、かわごえ環境ネットが期待されている、市民に開かれた環境活動の推進役として力を発揮してゆきたい。理事会、各部会の報告、会員の活動情報、その他、川越市民の環境活動の発展につながる情報を網羅できるよう工夫を重ねてゆきたい。特にホームページへのアクセスが増えている傾向に応えて、最新情報への更新ができる体制作りを進める。

●社会環境部会
(1)全会員が地球規模や生活環境問題に取り組めるよう、社会環境部会の事業活動をより活発化していく。また、かわごえ環境ネット全体事業に対しても、積極的な提案や実行に取り組み、全会員参画型をすすめる。
(2)事業活動の展開に当っては、より専門的なグループやチーム活動をすすめることとし、事業計画の行動スケジュール改善を図りながら、定例会等の開催方式を検討する。特に本年度は、全国レベルの「地球温暖化防止月間」や「省エネ月間」等に呼応したイベントの開催や啓発運動を「ネット発」で発信して行くことを計画する。
 また、会全体で取り組む環境フォーラムやリスコミ、環境教育・学習、さらには他団体、公民館等が開催する地域環境関連イベントには積極的に参加し、会員はもとより一般市民へも活動の環を広げていくこととする。

●自然環境部会
(1)今年度も一昨年度から掲げている1.残された自然の保全,2.水辺環境の保全と再生,3.都市環境の改善の3本柱は継続して取り組んでいく。また、プロジェクトチームを活発にすることで従来のメンバーの固定化を払拭し、より多くの会員の参加を促したい。
(2)今年度はこれまで模索してきたパートナーシップ機能がいよいよ発揮できそうである。1.は「(仮称)川越市森林公園」が部分開放される見通しで、環境ネットに利活用の検討を打診されている。引き続き大規模な樹林の保全・再生に取り組んでいく。2.では仙波河岸史跡公園が開園し、良好なビオトープを保つための取り組みを行政と協働で行っていく計画が進んでいる。他の団体と協力しながら市民に働きかけていく。水辺環境、湧水の涵養についても引き続き取り組む。