かわごえ環境ネット会員通信第21号(2006年1月1日発行)

会員通信第21号(2006年1月1日発行)(PDF版)

<内容>

  • 新年のご挨拶
  • 理事会
  • 社会環境部会
  • 自然環境部会
  • 第4回かわごえ環境フォーラムの準備 着々と進行中!
  • 環境審議会へ「(仮称)川越市環境基本条例」制定への意見を提出
  • 環を「太く」「大きく」「さらにつなげて」〜鶴ヶ島の環境シンポジウムに参加
  • [部会レポート]アースデイ・イン・川越2005
  • 「もったいない」をキーワードに 北公民館かんきょう祭り
  • まだまだ多い!タバコの吸い殻のポイ捨て
  • [参加者レポート]パイオニア(株)の環境コミュニケーションに参加して
  • [今日からできる環境キーワード]ウォームビズ 
  • 新年の抱負 〜会員の熱いおもい〜
  • 新清掃センター建設計画が始動。調査等の業務委託承認
  • 団体の1〜3月の行事予定
  • 編集担当より

<本文のテキスト版:写真などはPDF版でご覧ください>

■新年のご挨拶

 かわごえ環境ネットの会員の皆様、明けましておめでとうございます。また、皆様におかれましては、日頃から川越の環境を良くするため、自主的かつ積極的に活動をされておりますことに心より厚くお礼申し上げます。
 今年も、かわごえ環境ネットの皆様には、知識・経験を生かして頂き、市、市民、事業者及び民間団体と協働して、よりよい環境のための事業を展開していただきたいと考えております。
 さて、皆様もご承知のとおり、昨年2月16日には京都議定書が発効いたしました。わが国は温室効果ガスを1990年比の6%削減することとなっておりますが、その後の増加により2003年度の約14%を削減することとなっており目標達成には、より一層の努力が必要な状況にあります。
 本市におきましても、地球温暖化の問題を重要課題としてとらえ、行政から率先して「1%節電運動」を平成8年度から開始して、省エネルギー・新エネルギーの両面から様々な地球温暖化対策に取り組んでまいりました。しかしながら、行政の取り組みだけではなく、市民一人ひとりの行動がさらに必要であると認識しております。今後も、住宅用太陽光発電システムの導入やエコチャレンジファミリー認定事業など様々な市の施策等にもご協力を頂きながら、さらに温室効果ガスの削減等に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、今年度は「(仮称)川越の良好な環境を保全する基本を定める条例」の制定や川越市環境基本計画(平成10年3月策定)の改定に向けて検討を進めてまいります。これら条例の策定や計画の改定につきましては、昨年度から、準備を進めておりますが、今年度も皆様との協働の中で、環境にやさしいまちづくりを目指し、検討していきたいと考えております。
 新年に際しまして、かわごえ環境ネットの益々のご発展と、皆様のご健勝をご祈念申し上げ、新年のご挨拶にかえさせていただきます。
 かわごえ環境ネット会長 川越市長 舟橋 功一

 みなさま、あけましておめでとうございます。
 旧年中は、かわごえ環境ネットの活動へのご支援、ご協力をいただきまことにありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 本会は、2000年8月に設立してから5周年を迎えました。この5年間に「かわごえ環境フォーラム」をはじめとする継続的な事業をいくつか立ち上げることができました。また昨年は、つるがしま環境ネットワークなど、近隣団体との連携を図るとともに、関連団体へ本会の活動を積極的に紹介してきました。
 本年は、川越市が進めている(仮称)川越市環境基本条例の制定と(仮称)第二次川越市環境基本計画の策定に合わせて、川越市環境基本計画の推進団体である本会としても、長期的な活動方針と行動計画を明確にしたいと考えています。また、本会および市民・民間団体・事業者・行政が行う環境事業へ広く市民の参加を呼びかけることで、川越市がめざす将来の望ましい環境像の実現に向けた活動をいっそう推進していきたいと考えています。
 会員をはじめ、川越の環境をよくしたいと考えている方々の、かわごえ環境ネットへのご支援とご協力をお願い申し上げます。
 本年がみなさまにとって充実した年となることをお祈りいたします。
かわごえ環境ネット理事長 小瀬 博之

■理事会
 第62回理事会(10月25日(火))では、(1)川越市環境基本条例の提言について、(2)第4回環境フォーラムについて、(3)環境コミュニケーションについて、(4)北公民館かんきょう祭りの後援名義使用許可についてなどが審議されました。第63回理事会(11月24日(木))では、(1)第4回かわごえ環境フォーラムについて、(2)つるがしま環境ネットワーク「環境シンポジウム」への参加と挨拶の依頼について、(3)「10万人エコライフDAY2005埼玉」への参加について、(4)化学物質総合セミナーにおけるロビー展示の協力について、そして第64回理事会(12月22日(木))では、(1)第4回かわごえ環境フォーラムについて、(2)平成17年度中間会計報告について審議されました。

■社会環境部会
 10月19日(水)、11月16日(水)、12月21日(水)に会議を開きました。社会環境部会の課題であるごみ減量リサイクルグループでは、環境推進員との連携や自治会等について情報を集めましたが、これといった決め手になる施策の提言までには、まだ時間を欲しいとのことで、今後の部会での協力が必要とされました。11月6日(日)のアースデイ・イン・川越、11月12日(土)の北公民館かんきょう祭りとも、参加者も多く初期の目的を十分に達成できたとの報告がありました。12月10日(土)には、「水セミナー」が南公民館で開かれ、水を巡る環境から飲み水の実態まで幅広いアプローチがなされました。また、ダイオキシンを巡る法律や市の対策を解説する法令研修会も12月21日(水)に開かれました。そして環境ネットの統一行動となった「まち美化」の行事は、12月23日(祝)に、ネット会員等の参加を得て市内中心部の散乱ごみ調査のフィールドワークを兼ねて実施しました。部会ではエコマネーについての調査報告もなされ、川越の実情にあった導入の方法の研究を進めることになりました。

■自然環境部会
 10月14日(金)、11月11日(金)、 12月9日(金)に会議が開かれました。また、11月9日(金)に公園整備課との話し合いを持ちました。(1)郭町浄水場南側市有地水辺公園計画について(2)仙波河岸史跡公園の維持・管理について、井戸の掘削と草刈など(3)(仮称)川越市森林公園計画地についての取得状況など(4)入間川沿いの池辺公園についてなどを話し合いました。またアンケートによる要望や質問も提示し、地元との間に立って自然保護の観点からの強い指導を要望しました。加えて児童公園の除草剤散布について、担当の青少年課に土壌や水を汚染する危険を周知させるよう申し入れました。使用されている薬品はカソロン粒剤と言う危険薬品であるだけに慎重な対応が望まれています。
 12月1日(木)には、「ミヤコタナゴ、ムサシトミヨ」の保護活動見学会を開き、滑川町エコミュージーアムと熊谷市のムサシトミヨ保護センターの見学会を主催し、多くの参加者がありました。

■第4回かわごえ環境フォーラムの準備、着々と進行中!
市民・民間団体・事業者・行政が日ごろから取り組んでいる環境活動を発表し、意見交換をするイベント「第4回 かわごえ環境フォーラム」を2006年2月25日(土)に開催します。
また、活動報告の申し込みは、12月26日(月)現在で19件にのぼりました。昨年は23件の報告を掲載しましたが、締切後も問い合わせがあるので、最終的には昨年と同じくらいの数になるだろうと予想されています。自らの活動を多くの人に伝えるとともに、お互いの活動と役割を理解し、川越市の望ましい環境像実現のための取り組みがよりいっそう活発になるようなイベントプログラムを考え、報告集の作成等に精を出しています。ぜひともご家族・ご友人をお誘いの上のご参加を!

■環境審議会へ「(仮称)川越市環境基本条例」制定への意見を提出
かわごえ環境ネットは、これまで、月に2回のペースで毎回10名余りのメンバーを中心に勉強会・検討会を開催し「(仮称)川越市環境基本条例」の制定における方向性について審議してきました。そして(仮称)川越市環境基本条例の制定の方向性についての意見を、12月26日(月)の環境審議会において提出しました。
 一方11月18日から、次年度見直しが検討されている「川越市環境基本計画」に関する意見や提言をまとめるとともに、かわごえ環境ネットの活動規範となるようなローカルアジェンダ(地方公共団体の行動計画)の作成をめざした「川越市環境基本計画学習会・検討会」を月2回程度のペースで開催しています。
川越市環境基本計画の推進組織として、市民、民間団体、事業者、行政、そして環境パートナーシップ組織である“かわごえ環境ネットが取り組むべきことは何か”をみんなで考え、新たな川越市環境基本計画に反映させていくことが求められています。会員はもちろんのこと、興味のある会員外の方の積極的な参加をお願いします。
第4回勉強・検討会:2006年1月 5日(木)9:30〜 場所:やまぶき会館C会議室
第5回勉強・検討会:2006年1月19日(木)9:30〜 場所:やまぶき会館B会議室
インターネット上で入手できる資料の収集に役立てるため、また、学習会・検討会に参加できない方に議論に加わっていただくために、「川越市環境基本条例・環境基本計画Wiki」(http://kawagoekankyo.net/wiki/)を開設しています。会議に参加できない方のためにオープンな議論の場を提供します。こちらにもぜひご参加ください。

■環を「太く」「大きく」「さらにつなげて」〜鶴ヶ島の環境シンポジウムに参加
 11月27日(日)、「里山と小川 風と緑といきものと 共に生きるまち」を目指し、8年後の鶴ヶ島、こどもたちへの約束をどう大人たちが果たすべきかを市民・事業者・行政が一緒になって推進する為の交流を目的に、第3回環境シンポジウム(つるがしま環境ネットワーク主催)がパイオニア(株)総合研究所で開催されました。
 このシンポジウムは2部構成になっており、第1部では「地球温暖化防止について」と題して、船橋氏(東京電力(株)川越支社、当会理事)がわかりやすい講演で、質問も多く交わされました。第2部では、冒頭で吉田副理事長からの挨拶があり、行政からは鶴ヶ島市環境基本計画に基づく取組状況、及び市民からはつるがしま環境ネットワークの活動報告をしました。ここで、『「CO2排出量」及び「市民一人一日当たりごみ排出量」の数値は、目標達成困難に思う。』という市民意見に対し行政は『市民への協力の呼びかけをしていきたい』と回答していました。その他、循環バスの利用促進について、「きれいなまちづくり運動」の参加呼びかけ等の意見も出ました。
 今後、両ネットワーク型組織は、相互のより一層の交流を図るとともに、"口コミ"を戦略的に起こすような広報の仕方を検討してより多くの市民や事業者、行政の参加・行動を促し、環境基本計画の推進を図ることが求められるだろう。

■[部会レポート]アースデイ・イン・川越2005
 今年のアースデイは例年とは大きく様変わりした。会場が広大な野外の広場「水上公園」から、明治以降の由緒ある酒蔵が連なる「鏡山酒造跡地」になったのだ。会場は極端に狭くなった。その代わり本川越駅から徒歩3分という立地、しかも屋内なので天候に左右されず来場者には大変便利になった。
 大正蔵を始めとする3棟の古くて暗い蔵と、狭い広場がメイン会場となったことで出展(店)者数も限られ、出展方法も変わった。開催時期も毎年9月頃だったものが11月となった。これは会場内の事務所棟撤去工事との関係だが、これも出展内容に影響した。
 いずれにしても今までとは根本から変わった。そこでこの機を捉え、アースデイ開催の基本理念「環境問題」と「国際交流」をより明確に、コンパクトな形態で追求することにした。その手法として「参加・体験型」に拘った展示形式を徹底して追及することになった。
 先ず、この理念を実現できる出展(店)者を選定。それぞれの得意分野で「参加・体験型」出展の工夫をしてもらうことにした。また会場各棟を「環境ゾーン」、「事業所ゾーン」と「国際ゾーン」、更に「パフォーマンスゾーン」に区分し、その分野を明確にした。今回特筆すべきは「パフォーマンスゾーン」であろう。これは環境問題に関わる紙芝居や演劇、国際交流の促進をめざした民族色豊な演奏などを実演する場として設定された。
 次に、来場者がこのコンセプトを理解し、積極的に参加・体験したくなる仕掛けを工夫した。それが「エコマネー」の活用だ。今までも芝浦工業大学中口研究室がデポジットやクイズラリーで実践してきたが、今回はこれを「参加・体験型」出展者でも扱ってもらうことにしたのだ。更に、開催時期が薄ら寒くなる11月であることを活かして、「焼き芋」と「とん汁」を出店することにした。
 こうした種々の仕掛けは、1月から設けられた実行委員会で検討を重ねてきた。そして実践した。
 結果はどうであったか・・・。来場者は2,000人近くを数えた。各出展(店)者の方々は初めての試みにも関わらず、趣旨を理解され健闘された。総じて成功であったと私は思うのだが・・・。
 尚、全体の詳細については「かわごえ環境フォーラム」活動報告書で改めて報告させていただく予定です。

●主催:「アースデイ・イン・川越」実行委員会
●実行委員長:鎌田政稔 川越ワイズメンズクラブ会長
実行委員:(財)埼玉YMCA、川越ワイズメンズクラブ、かわごえ環境ネット、川越市環境部、川
越環境保全連絡協議会、ボーイスカウト川越地区、アラス国際グループ、芝浦工業大学、
尚美学園大学、他
●後援:埼玉県、川越市、川越市教育委員会、川越自治会連合会、川越商工会議所、川越環境保全
連絡協議会
●事務局:(財)埼玉YMCA
●開催日時:2005年11月6日(日)10:00〜15:00 
●開催場所:鏡山酒造跡地

■「もったいない」をキーワードに 北公民館かんきょう祭り
 5回目を迎えた「北公民館かんきょう祭り」は、"もったいない"をキーワードに、11月12日(土)に北公民館の全館を利用して開かれました。市の環境部やかわごえ環境ネット、環境関係のグループのほか、北公民館の登録団体も参加して、「もったいないワールド運動」を推進している毎日新聞社の後援も得て賑やかに開かれました。恒例の「環境標語」の他に川柳、都都逸も募集、環境写真も加えて、展示コーナーいっぱいに展示されました。参加者の投票により12名の入選作品が選ばれました。これらの作品は、1月から1年にわたって毎月交代で展示され、市民啓発に寄与するものと期待されています。
 メイン会場では、川越総合高校の生徒による「もったいないコント」が演じられ、若い世代の軽妙なやりとりに拍手が起こりました。次いで、元病院長と元大手メーカ社員による落語では、玄人(くろうと)はだしの二人による「環境落語」が披露されました。吸い殻100本拾いをノルマにしている稲垣亭師匠の「日本一きれいな道路」、社繁亭師匠による「京都議定書」など、笑いの中に環境を考えさせるものがあり、好評でした。
 二階の展示室では、「もったいない」を世界の共通語にと提唱するマータイさんの啓発映像が流されたり、小江戸ケナフの会、 EMの会などの各グループ-の展示実践コーナーが設けられたりで、環境問題への取り組みを深めることが出来ました。午後は合唱や大正琴、太極拳などの発表があり、参会者には「さくら草」の無料配布もあって、終日和やかな環境祭りでした。

■まだまだ多い!タバコの吸い殻のポイ捨て
 かわごえ環境ネットのまち美化統一行動は、12月23日(祝)午前9時半から約2時間にわたって市の中心部で行われました。7月の郊外の伊佐沼周辺の美化活動に続くもので、市の中心部の散乱ごみの実態調査も兼ねて清掃活動を実施、60kg余のポイ捨てごみを集めました。参加者は28名、6コースに分かれて調査しながら清掃を行いました。やはりタバコの吸い殻が数としては圧倒的に多く、横道の路地には空き缶や袋ごとの家庭ごみが放置されたりしていました。また歩道脇の植込みに吸い殻や紙くずなどが隠すように捨てられているのが見られ、「ごみの持ち帰り」の徹底の難しさを見せ付けられました。

■[参加者レポート]パイオニア(株)の環境コミュニケーションに参加して
村上正明
 11月16日パイオニア(株)川越事業所の環境コミュニケーションに参加しました。地元自治会の皆さん、かわごえ環境ネット、行政等合わせて29名。9時30分から事業所概要、事業所環境保護活動報告書から活動報告があって、その後環境施設、製造ラインの見学をしました。そして明るい社員食堂で昼食をいただき、ロビーの環境展示室で環境取組みの実際の説明を受け、活発な討論会があって日程を終えました。
 環境施設の見学では予定時間をオーバーするほど質問が相次ぎ、事業所が廃棄物のリサイクルにいろいろな工夫をしている姿を見ることが出来ました。製造ラインでは基板は無人の自動機工程で作られ、組立工程は人が手際よく部品を組み立て、検査まで一人でやって次の工程に進むやり方で、昔のベルトコンベアーの面影は全然ありませんでした。討論会では水の循環に対する取組み、地域の小学生や、中学生を見学させられないかなどの提案が出され、また、事業所の環境は社員一人一人の教育の積み重ねであるといった厳しい意見もあり、なかなか真剣で、いい討論会であったと感心しました。閉会の事業者挨拶の中で「自分たちの中では気が付かなかったことが指摘された。」と意見を尊重するコメントも出され、双方ともに満足のいくコミュニケーションでありました。
 このように事業者が市民、地域の人たちに門戸を開いていくことはお互いの安心をもたらし、「おらが町の事業所」と誇れるものに成長していくと思いました。
 パイオニア(株)川越事業所に心よりお礼を申し上げます。

■[今日からできる環境キーワード]ウォームビズ
みんなで取り組もう温暖化防止!
 セーターやベストを1枚重ね着すれば ”節電“もできて”快適“にすごせます。
 ウォームビズとは、重ね着などの工夫をすることによってより快適な環境をつくり、必要以上に暖房に頼り過剰に使用することを抑制するビジネススタイルのことです。
 暖房に必要なエネルギー使用量を削減することによって二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化を防止することを目的としています。
 川越市においては、「エコ・重ね着マンス」という愛称で取組み、公共施設における暖房時の室温を20℃にし、寒く感じるときは重ね着などの工夫で対処しています。
 会社や学校だけでなく、"家の中"でも毎日実践できます! (文責:浅香英昭)

■新年の抱負 〜会員の熱いおもい〜

 賀正 みなさまおそろいでよいお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 今年も、全会員の英知を結集して、人にやさしく暮らしやすいまち、水と緑の豊かなまちづくりをめざして、旗をふり、音頭をとり、時には踊りましょう。
平成十八年元旦 吉田庄一

 今年は川越の水環境、特に水循環の正常化に注力する活動の元年になると思います。環境フォーラムでも水環境をテーマにしたパネルディスカッションが予定されており、活発な意見交換が期待されます。
 自然環境部会でも今まで進めてきた仙波河岸史跡公園での自然観察会と保全活動、笠幡の湧水路の自然護岸化活動、郭町浄水場下の湧水地の自然公園化等をホタルの住める環境づくりを願いにして湧水の保全と再生活動に注力して市や地域の人たちとの協働を強めながら更に進めたいと思っています。
 会員の皆様には一人でも多くの参加を期待して居ります。 大辻晃夫

 私は川越の「水と緑」に関心があって環境ネットに加入し、5年がたちました。その間、河川法や自然再生法などが施行され環境との調和も謳われるようになり、これから環境ネットの役割も大切になります。 賀登環

 「少数安定化」しつつあるかわごえ環境ネットを少しでもアッピールし、一人でも多くの人に参加してもらえるよう、活動を活性化してまいりたい。環境問題は、いずれをとっても、次世代への責任問題でもあることを、広く市民に認識してもらえるよう頑張りたいと思います。 EMネットワーク 原島昇治

 「ネットの活動とは?」2005年もこの命題について考え続けた年であった。結論は未だ出ない。
 それでも「環境基本条例」や「環境基本計画」の検討を通じて、より深く考えることが出来た。
 2006年は自分なりの結論を出す年としたい。 響建築設計事務所 淺川英雄

1. いろいろな事に好奇心を持ち、流行や通説を鵜呑みにせず、物事の本質を考え、自分の意見が持てるように努める。
2. 街美化の体系的な活動の提案及び実践に繋がることを目指し、ネット社会環境部会活動に積極参加する。 金子大蔵

 省エネも水の浄化もゴミ減量も、実際に参加してくれる人が増えなければ効果は上がりません。まち美化に共鳴し行動する人が一人でも多くなるよう、「ボランティア二年目」の今年の発展に期待は膨らんでいます。 クリーン川越めざす会 武田侃蔵

 みんなが安心して暮らせる社会。安全な環境に包まれて、穏やかに行き続けられるよう。6年間、高木善之氏の講演会スタッフ等を続け、すべての問題の根本解決が分かった。この“非対立の生き方”をめざして。 ネットワーク地球村 新年度から「かけはし川越」に名称変更 松岡壽賀子  

 2005年は、つるがしま環境ネットワークとの繋がりを意識して活動をしてきました。2006年は、実家の浜松に住みながらですが、皆さんとこれまで以上に繋がりを大切に、環境活動を実践していく所存です。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 長内隆久

■新清掃センター建設計画が始動。調査等の業務委託承認
 9月市議会で凍結解除が報告された新清掃センターの建設計画が具体的に動きだしました。従来からも、計画人口や排出量の見直しなどの再検討が必要とされておりました。12月市議会の冒頭に報告された内容によると、完成予定の平成22年度の市の人口を34万人とし、前の計画より3万7千人減らしました。また、ごみの排出量も1人1日892gと100g以上削減しています。その結果、熱回収施設(焼却炉)は265トンと、前の計画の300トンを下回りました。しかし、炉の数を2基か3基かのどちらにするかの基本方針はまだ決まってはおりません。
 財源確保のため「循環型社会形成推進交付金」獲得のための「循環型社会形成推進地域計画」及び「生活環境影響調査」の手続きを進めるためのコンサルタントの選定が行われ、パシフィックコンサルタンツが2件を落札しました。今後は、技術指導を委託した(財)日本環境衛生センターとの連携のもとに一日も早い施設の建設着工が期待されます。しかも、市民への説明責任は十分果たすよう厳しく念押ししておきたいものです。

■団体の1〜3月の行事予定

◎埼玉県生態系保護協会 [問い合わせ先・笠原啓一 049-222-0957]
[探鳥会・川越伊佐沼] 
1月8日(日)10:00〜蓮見橋集合
2月12日(日)10:00〜蓮見橋集合
3月12日(日)10:00〜蓮見橋集合
[今福雑木林自然観察会]
1月22日(日) 9:00〜川越南文化会館集合
2月26日(日) 9:00〜川越南文化会館集合
3月26日(日) 9:00〜川越南文化会館集合

◎武蔵丘陵森林公園の自然を考える会 [問い合わせ先・谷津弘子 049-224-9118]
[森林公園かんさつ会]
1月8日(日) 
2月2日(木) 
3月24日(金)
[自然観察会]
1月8日(日) 
2月5日(日) 
3月19日(日) 

◎クリーン川越めざす会 [問い合わせ先・武田侃蔵 049-222-0786]
 「やめましょう!歩きタバコ・ポイ捨て・放置自転車」のゼッケンをつけて、まち美化啓発運動
1月12日(木)、28日(土)
2月7日(火)、9日(木)、25日(土)
3月7日(火)、 9日(木)、25日(土)
午後1時半、川越駅東口アトレ横歩道橋下集合
クレアモールから一番街・市役所までクリーンウォーク活動をします!
○第3日曜日は午前9時半より市内中心部の清掃。本川越駅前交番横9時半集合。2時間活動。
1月の第3日曜日は15日、2月19日(日)、3月19日(日)は予定通り実施します。       
小中学生からお年寄りまで多数のご参加を希望します。
1月9日(祝)の成人式会場と周辺の清掃活動。10時運動公園の会場入り口に集合。歩きタバコとポイ捨て禁止を新成人に訴えながら会場周辺の清掃活動。

■編集担当より
新年度は、環境基本計画の見直し、環境基本条例の策定など、課題がメジロ押しです。また5月開催予定の総会は役員の改選もあります。本会活動の原動力である毎月の部会や勉強・検討会等に、皆様の積極的なご参加をお願いします。集まるメンバーが増えて活発な意見交換が出来れば、環境ネットの活性化につながると痛感しております。9月25日の広報川越に「川越祭りのまち美化ボランティア募集」の呼びかけがありました。100人くらいはと予想しましたが残念ながら20人余。「市民ボランティア元年」の意気込みは忘れずに、一層の市民啓発が求められます。新年も宜しく。(広報担当)