月刊 かわごえ環境ネット 2006年12月 No.002

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月刊 かわごえ環境ネット 2006年12月 No.002(2006年11月21日発行)(PDF,1.3MB)

<今月の主な記事>

  • 自然環境と利用者の安全の両立に向けてよい知恵を
  • (仮称)川越市森林公園計画地自然観察会 〜秋の彩りをさがそう〜
  • 板橋区立赤塚植物園、万葉・薬用園見学会
  • 川越市における環境行政の動き
  • 活動報告
  • おしらせ

<自然環境と利用者の安全の両立に向けてよい知恵を>
笠幡湧水路
 11月11日に笠幡で行われた湧水探訪会に参加しました(詳しい報告は次号に掲載予定)。笠幡は湧水が豊富で、北小畔川、南小畔川沿いに多くの湧水地があります。かわごえ環境ネットでは、川越市建設部河川課と協働で、湧水地や河川から引き込んだ水路における多自然型川づくり(生物の生息・生育環境をできるだけ改変しない自然環境に配慮した河川工事)を推進しています。
 写真は、多自然型工法を用いた水路の導入部にある池の様子ですが(当会の会員通信第22号に竣工直後の様子を掲載)、安全のために仮設の柵が設置されているということでした。今後、新たな対策を施すということですが、景観的にはとても違和感のある状況です。
 自然環境への配慮は景観的な配慮でもあると考えると、金網の柵をすることで対処しているコンクリート張りの護岸とは違う安全性の確保が求められると考えます。この問題は、地域住民、行政、そして当会などの専門家が知恵を出し合って解決すべき、重要な課題であることを、今回の探訪会で改めて認識しました。
かわごえ環境ネット理事長 小瀬博之