【コラム】社会環境部会から提言(14)かわごえ環境ネット パンフレット改訂版によせて ~やさしさとしなやかさから生まれるパートナーシップ
左から2.「かわごえ環境ネットの役割」、3.「裏表紙」、1.「表紙」
左から4.「かわごえ環境ネットの活動」「社会環境部会」、5.「広報委員会」「自然環境部会」、6.「事業運営委員会」「主なイベント」
2019年12月、かわごえ環境ネットは10年ぶりに入会案内パンフレットの改訂を行いました。制作者の増田知久さんが、月刊かわごえ環境ネット2020年1月号(No.159)のコラム「社会環境部会から提言(14)に「かわごえ環境ネット パンフレット改訂版によせて ~やさしさとしなやかさから生まれるパートナーシップ」を投稿されましたので、周知を兼ねてWebサイトに記事をアップします。
パンフレットのPDFファイルは、入会案内からダウンロードできます。
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コラム「社会環境部会から提言(14)かわごえ環境ネット パンフレット改訂版によせて ~やさしさとしなやかさから生まれるパートナーシップ」
2019年12月かわごえ環境ネットのパンフレットの改訂版ができました。このたび、理事や広報委員会の方々の多大な協力を得ながら、かわごえ環境ネットのこれまでの活動写真をふんだんに使い、少しでも多くの方に私たちの活動の様子が伝わればという思いで改訂作業をさせていただきました。パンフレットの内容を構成していくため、これまでの活動報告を読み返してみますと、改めて、本当にたくさんの川越の市民が自然に思いを寄せ、現場におもむき、各々ができることを実践してきたことに敬意の念を抱きます。
私は、かわごえ環境ネットの活動に携わり始めて日が浅いのですが、この団体で活動している方々について最近気が付いたことがあります。それは、やさしさとしなやかさを体現している人たちであるということです。
野鳥や昆虫、植物など人間よりも小さな生きものたちの居場所を守り、そしてささやかな季節の変化を身近に感じていることで、やさしさが醸し出されているのではと思います。一方、自然は時折私たちにとって脅威となります。先の台風では川越も一部被害を受けました。自然は人間の力では到底及ばない猛威を振るいます。こういった大きな自然の流れにどのように順応していけばよいか、そして水や電気などエネルギーの循環に関わっていることで、変化に応じていくというしなやかさが生まれているのではと思います。
かわごえ環境ネットの目標は、「市民・事業者・民間団体・行政の協働で川越市の望ましい環境像の実現をめざす」です。私は、望ましい環境像という言葉がとてもよい言葉選びに感じます。めざすべきものが確固たる何かではなく、ひとりひとりが望ましいものは何かに思いを巡らす、想像の余白があるからです。国連が定めた2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の17番目のゴールは「パートナーシップで目標を達成しよう」とあります。やさしさとしなやかさから生まれるパートナーシップがこれからどういった未来を描いていけるのか、想像するだけでよい初夢がみられる気がします。(増田知久)
【パンフレット改訂版の写真等の説明】
- 1.「表紙」
- 上段:「エコプロダクツ川越2016」会場での、ペットボトルでのロケット発射実験
- 中段左:南小畔川での小学生の水遊び体験
- 中段右:川越まつり会場クリーン活動
- 下段:御伊勢塚公園内の池を見学
- 2.「かわごえ環境ネットの役割」
- 市民、事業者、民間団体、行政の4者がパートナーシップを形成し、川越の望ましい環境像を実現していくためのつながりをダイアグラムで表現
- 3.「裏表紙」
- 上段:かわごえ環境ネットののぼりを立てて、(仮称)川越市森林公園計画地での調査と保全活動を終えて。
- 下段:毎年恒例の「歳末まち美化活動」で、赤い啓発ゼッケンをつけて出発前に勢ぞろい!
- 4.「かわごえ環境ネットの活動」「社会環境部会」
- 上段左:川越西部地域の水と緑の視察でのワークショップ
- 上段右:「エコプロダクツ川越2019」における森で採れた材料を使った工作
- 中段左:パッションフルーツ栽培の講習会
- 中段右:歳末まち美化活動、一番街の休憩所そばで
- 下段左:キンランの花
- 下段右:見事なパッションフルーツの日陰棚
- 5.「広報委員会」「自然環境部会」
- 上段左:(仮称)川越市森林公園計画地での「きのこ」の解説
- 上段右:今成小学校児童らの「田んぼ体験」
- 中段左:(仮称)川越市森林公園計画地での小学生の自然学習
- 中段右:安比奈親水公園緑地で「チョウの調査」
- 下段左:きのこの「ヤマドリタケモドキ」
- 下段右:田んぼにやってきた「キジ」
- 6.「事業運営委員会」「主なイベント」
- 上段左:かわごえ環境フォーラムのワークショップ
- 上段右:毎年7月に行う「夏の郊外クリーン活動」
- 中段左:毎年6月第1日曜日の「川の一斉水質調査」。市内の30数か所で採水。北公民館にて試薬で水質調査。
- 中段右:エコプロダクツ川越で、子供らの関心を集めるペットボトルロケット作り
- 下段右:地球温暖化や海洋汚染、ごみ問題などの講演会
- 下段右:いすみ市の自然との共生の姿を視察研修
- 最下段左:川越のシンボル「時の鐘」
- 最下段右:(仮称)川越市森林公園計画地の「ムラサキシキブ」