川越版レッドデータブック&生き物ウォッチング

2026年2月28日発行

発行: かわごえ環境ネット自然環境部会
事務局: 川越市環境政策課 ℡ 049-224-5866

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川越版レッドデータブック&生き物ウォッチング(高解像度版、64.3MB)

川越版レッドデータブック&生き物ウォッチング(低解像度版、30.5MB)


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目次

  • はじめに
  • 1.これまでの調査の概要
  • 2.生き物調査から見える川越市の絶滅危惧種
    • (1)植物編
    • (2)動物編
  • 3.生き物ウォッチングに出かけよう
    • (1)入間川流域
    • (2)小畔川流域
    • (3)新河岸川・不老川流域
    • (4)武蔵野の面影を残す雑木林
    • (5)田んぼ
    • (6)コラム
  • 4.データリスト
    • (1)植物
    • (2)昆虫
  • おわりに

はじめに

川越は住みやすい街といわれます。山や海はありませんが、土地が平坦で中心街を離れると田や畑があり長閑な風景が広がります。川越の緑地は市域の50%となっていますが田や畑がそのうちの60%強、河川域が15%、緑のかたまりといえる雑木林・林地は8%ほどです。河川に恵まれていて、それも大きい川、中小の川と変化に富んでいます。川越の自然要素は、田畑・河川・雑木林などでしょう。その中に一体どれくらいの生き物がいるのでしょうか。昔はホタルや市の鳥カリガネがいたようですが、今は見ることは出来ません。

かわごえ環境ネットは発足当時の2000年頃から川越に残る様々な自然を訪ね、調査し可能なところでは保全再生活動をしてきました。そのような中で見えてきた川越の自然はなかなかどうして生物多様性に富むものでした。雑木林は1600年代に人為的につくられた二次林ですが、今では川越の生き物の歴史を丸ごと保存しています。絶滅危惧種のかなりの部分は雑木林で確認されました。河川もまた、様々な生き物を擁しています。上流、下流と行き来がありますので川越だけにとどまらない変化があります。

2017年(平成29)からは川越市でも市民調査員による生き物調査が始まり、環境ネットは、市・環境政策課に全面的に協力してきました。2017年から2025年までに市に寄せられたデータを提供していただき、川越の生き物ありようをまとめました。川越で生き物の豊かなところはどこなのでしょうか。冊子の中間は自然スポットの紹介を川沿いを中心に展開しています。気持ちいい風にふかれながら自然ウオッチングを楽しんでいただけたら幸いです。冊子後半は植物・昆虫のオールデータです。調査員が歩いて歩いて集めたデータです。川越の現在値といえましょう。ご活用いただければ幸いです。

なお植物データに関しては牧野彰吾氏、昆虫データについては佐々木英世氏に監修していただきました。

また、この冊子の発行にあたり、みぬまサウルス企画事務所様から多大な助成を頂きましたこと、深く御礼申し上げます。

2026年3月1日
かわごえ環境ネット自然環境部会 賀登 環