2003年度事業計画

2003年6月7日に開催された2003年度総会で承認された2003年度事業計画です。

● テーマ
 『かわごえの環境を調べ、考え、活動の環(わ)をつなげる』

● 目標
1. 人や情報の環(わ)をつなげる
・人材と情報の交換・交流
・かわごえ環境フォーラムの実施
・ワークショップの実施による会員の意識調査
2. 活動をつなげる
・かわごえ環境フォーラム・リスクコミュニケーション・環境基本計画の年次報告書への活動成果の掲載等の継続実施
・アース・デイ・イン・川越ほか他団体の事業への参加
・事業の実施方法や手続きについての再検討
・組織の形態についての検討

● 2003年のテーマと目標
 2003年度は「かわごえの環境を調べ、考え、活動の環(わ)をつなげる」ことをテーマとして活動したい。2001年度は活動の核が生まれ、2002年は活動を広めてきたが、2003年度はその広めた活動をつなげていくことに重点をおきたい。
 このテーマ実現のための目標として、第1に「人や情報の環(わ)をつなげる」ことをあげる。環境の各分野で積極的に活動している民間団体、個人は優れた人材・情報を保有している。また当会の各委員会等も様々な活動を行い情報を持っている。しかし現状ではこれらの人材、情報の交換が弱く、人と人とのかかわりが薄い、この人材と情報の交換・交流を積極的に行うことにより、ネットワーク組織である当会の存在意義を再認識し、しっかりとした足場を確立する。事業としては、今年度もかわごえ環境フォーラムを実施し、各委員会や会員の情報交換を活発に行う。さらにワークショップを実施し、会員の意識を調べ、各民間団体や事業者、個人の参加しやすい事業への検討を行い、パートナーシップ(協働)活動の推進を図る。
 目標の第2として「活動をつなげる」ことを掲げる。昨年実施したかわごえ環境フォーラム・リスクコミュニケーション・環境基本計画の年次報告書への活動成果の掲載等、活動の幅を広げられた事業について今年度も継続して行う。アース・デイ・イン・川越ほか他団体の事業に参加していく。また事業を継続して行う上で、実施の方法や手続きについて再検討し、会員が参加しやすく、継続が容易な方法へ転換を図っていく。
 なお、上記の目標を達成するのにふさわしい組織の形態について検討していく。

● 広報委員会
1. 「会員通信」については、会員アンケートの結果等をふまえ、季刊年4回の発行を継続しながら紙面の充実を図っていく。その一つは、団体の紹介や個人の意見発表の場も提供しながら、専門委員会等の事業予定やその報告概要を、定例的に掲載するためのシステム化を検討することであり、二つ目は、会員からさらに広く環境情報を収集して紙面に載せることである。
2. 「ホームページ」は、市内外を問わず情報の一般公開用、会員通信は会員向けの情報提供を主眼として、ここでも広く会員の情報提供を呼びかけていく。また、メールマガジンの発行を予定し、ホームページとの連動を進め、情報伝達のさらなる充実を図る。
3. 対外活動の一つとして、自治体や団体の環境問題に関わる各種イベントの情報(案内ビラ等)を収集して提供、会員の参加を推進し、あわせてかわごえ環境ネットの活動を広める機会とする。

● 社会環境推進委員会
1. 誰もが取り組めるストップ温暖化や省エネ対策を、個人や団体会員間に広める運動をさらに進める。一方、ごみ減量化の方策、食と水の安全問題等についても、関係団体と連携しながら引き続き検討していく。また、クリーン川越や花いっぱい運動等の街美化運動も、生活・快適環境の分野でとらえ推進していくこととする。
2. これらの事業を活発に進めるため、各テーマごとに計画、実行から実施報告の取りまとめまでの一切をつかさどるチームを編成して、研修会や見学会、あるいは調査活動、実践活動の年間計画を作成して推し進める。また、会全体で取り組む環境フォーラムやリスクコミュニケーション、他団体、公民館等が開催する環境イベントには積極的に参加し、一般市民へも活動の環を広げていく。

● 自然環境委員会
1. 昨年度から活動計画として実施してきた(1)残された自然の保全、(2)水辺環境の保全と再生、(3)都市環境の改善、(4)その他(勉強会・情報の提供)をもとに、今年度も活動を継続していく。
2. 具体的な活動としては、(1)(仮称)川越市森林公園予定地観察会と公園計画案への意見書のまとめ、くぬぎ山に関する意見・要望の集約、中福ふるさとの緑の景観地内寄付地の市民参加の管理等を行う。(2)郭町浄水場南側市有地の水辺の自然公園実現への準備活動、湧水復活のための水みち調査と勉強会および、入間川河川敷(池辺)の公園化に対する要望等を行う。(3)街中の公園や市民の森に対する改善要望の集約等を行う。