川の再生交流会に参加して

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分科会の様子
分科会の様子

大間野小学校の発表
大間野小学校の発表

 "きれいな川を次世代に"をテーマに、2月8日(日)に「川の再生交流会」が約300名の参加で「さいたま市民会館うらわ」において開かれました。感謝状が贈呈され、越谷市大間野小学校から川の再生の取組が報告されました。

 午後は事例発表がありました。

1)唐沢川を愛する会(深谷市):地域住民による河川浄化活動
 深谷市の中心部を流れている唐沢川を地元(天神町)の元学校長、自治会長等が主体となり、行政も参加して多くの住民が参加して浄化活動を進めており、素晴らしい内容の発表でした。参加者は、各種団体若者、女性も数多く参加して、美化活動はもとより、唐沢川祭り、灯篭流し等も行って盛り上げており、リーダーの力はもとより、参画意識を高めている力あるのではないかと感心しました。川越で真似をするには、山が高すぎると感じました。

2)イオン北戸田店:イオンの環境・社会貢献活動
 企業でありながら、民間に溶け込んで、いろいろ支援策を工夫して、盛り上げていることに感心しました。企画を立案するリーダーとそれを認め、推進する幹部および実行部隊がかみ合って今日に至っているものと思います。

3)埼玉県東松山農林振興センター:川のまるごと再生プロジェクトによる入間川の魚道整備
 川のまるごと再生は、県内17か所が選定され、着々と進められており、入間川は、魚道整備が行われており、寺山堰、浅間堰の魚道が整備され上流の笹井堰まで魚道が整備されるとのことです。アユの遡上は関心が高く、私も昨年、お伊勢塚公園北の小畔川でアユが見られたのに感動しました。

4)埼玉県環境部水環境課:埼玉県の生活排水処理施設整備状況
 川をきれいにするには、浄化槽の完備が必須で、埼玉県では、生活排水処理人口普及率の現状89.5%を、平成37年(10年後)までに100%にする計画になっています(ちなみに川越市は94,1%)。我々も各人が、川を汚さないよう注意し、昔のように、アユが遡上し、ホタルが飛び交う川に近づけるようにしたいものです。
分科会

 分科会は6つありましたが、私は、「100プランとまるごと再生交流」(第6分科会)に参加しましたが、満席で、盛況でした。古利根川、都幾川等、川のまるごと再生に選ばれた地域は、川に沿って広域で清掃はもとより、イベント等での盛り上がり等、うらやましくなる発表がありました。川越は、川があっても分散しており、中心部がなく難しい面はありますが、とにかく、地元の盛り上がりがなくては、前に進まないような気がいたしました。

(原嶋昇治)