東洋大学川越キャンパスからの花だより(5月17日)

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 かわごえ環境ネットの総会が昨日行われました。2年間引き続き理事長を務めることになりましたので、よろしくお願いいたします。

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 自宅の前にはツバメの巣があり、朝早くからつぶやきに似た鳴き声を立てて巣の前にある電線に止まっていました。どんなに春の訪れが遅くとも、5月中旬はすでに初夏。いつの間にか初夏の花が散りつつある季節となっていました。

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 大学の南門付近は、ハリエンジュ(ニセアカシア)の白い花が咲いています(すでに花期が過ぎつつありますが)。おそらくあらゆる植物の中でももっともよいにおいのする花で、クマバチなど多くのハチが蜜を取っています。この植物、外来生物法で要注意外来生物に指定されていますが、アカシアはちみつが取れるなど有用性も高く、扱いが難しい植物です。
 大学南門付近にかなり高い木がありますので、通りかかった方はぜひご覧ください。
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 桐たんすでおなじみのキリも、今が花の時期。調べてみると、オオイヌノフグリなどと同じゴマノハグサ科(図鑑を見るとノウゼンカズラ科と書いてある)であります。
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 落ちた花を拾ってみると、とてもふわふわとした毛っぽくて、花のつけ根がちょっとネバネバしています。確かに、オオイヌノフグリの花にある筋になんとなく似ています。
 日本国政府の紋章にもなっているので、日本を代表する木とも言えましょう。
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 なぜか、建物にとても近いところのちょっと邪魔になりそうなところに生えている木が多いような気がします。自生して切らずに生き残ったのでしょうか。

---12時ごろ追加---

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 機械・電気電子情報実験棟前のちょっとした空間で見かけた花(近寄ってピントを合わせることができず、少しわかりにくいですが)。カタバミがたくさん咲いているところでちょっと紫がかった花を調べてみると、ニワゼキショウ(庭石菖)であることがわかりました。この植物は帰化植物のようで、1日でしぼんでしまうそうです。
 今後、もう少し大きくまとまって花が咲くのでは思いますが、ここもよく草刈りされるところですので、きれいに咲くところは意外と見る機会が少ないような気がします。なお、この場所にはネジバナもこれから出てきます。カタバミ、ニワゼキショウ、ネジバナ。芝生の庭によく見かける植物として、やっかいものかもしれませんが、彩りを提供する植物でもあります。

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このページは、KOSE Hiroyukiが2010年5月17日 12:08に書いたブログ記事です。

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